2020年8月
為替事情
日本の米国国債の買い入れ金額は今年と去年の五月を比べて1600憶ドル約16兆円増えています。別紙
これはFRBの超低金利政策によるもので、日米の金利差の縮小や逆転現象もあるという報道もあって、日本の金融を借りていた投資家等が返済をするのに円高要因となり、輸出にも陰りが出てきた(統計が定かでないが)事で円安誘導に迫られドル買いが増したものと推察出来ます。
過去にも米国債を大量に購入していた経歴がありますが、今回はそれを超えています。
今後コロナ禍で予想も出来ませんが、輸出に陰りが出て来た事は間違いでないと思います。それはイギリスとの車の関税撤廃がそれだと考えられます。何れにしても外貨準備高の減少は円安要因ですが、実際は増え続けています。従いましてこの16兆円もの買い入れが円安要因には中々ならないように考えられますので、為替はまだまだ乱高下が続くと考えられます。
それより実体経済がどうなるのか、金融財政政策だけではもうどうにもなら無い状況で、経済政策の根本を考えて行かなければならない状況に迫らせていると推察出来ます。