2016年8月
平和について
平和と言っても、何をもって平和というのか?戦争が無いから平和なのか?そんなことは無いのです。戦争が無くても平和ではないという状態をピースレスネス「平和成らざる状態」というようです。それは飢餓、貧困で苦しんでいる国などが有ると言うことです。
個人的平和と社会的平和もあるでしょう。個人的平和はお金が有ってもストレスが多くて、いざこざを起こす人が居れば平和とは言えないのでは、また、社会的平和は職を失い貧富の差で苦しんでいる人がいるのに、政治家が富める人の為の政治に終始していたことは、社会的に平和と言えないのではと考えます。
それは、農家の人が汗水流して作った物を盗み、また万引きや金品の窃盗を働く。そして人に危害を与え殺す。それも親が子を子が親など近親者もです。また、今まで十数年の間に数十万人の自殺者をだしている現在の社会。それを平和と言えるのか?です。
そして世界の中で平和を害する戦争がまだ続いている。その原因の発端は「平和成らざる状態」に成っているからです。それこそ飢餓、貧困に苦しんでいるからで、先進国の援助が足りないか、世界経済が不安定な状態に成っていると考えられるのです。自由主義(資本主義)、人権と言いながら人権を無視しているような政治経済体制、これが資本主義の矛盾なのです。
経済学は、1800年代の自由放任の虚無主義の中で、マルクスは資本主義の矛盾を指摘し自由放任の経済を崩壊の中から救おうとしたのです。またケインズも金融政策の限界を指摘したのです。それを無視した結果、世界恐慌や世界大戦に発展したことは歴史が物語っているのです。
国内での物作りを忘れた日本、海外援助をしてきた事は立派な行いだったでしょう、しかし一方で価格競争に終始してきたことも事実なのです。その結果、現在の今の日本になっていることは事実なのです(0成長と言っても良い低成長が続き、国の負債が増え続いている)。どうか国内での物作りを復活してもらいたものです。そして世界平和の為の経済を復活させてもらいたいものです。それを、今まで実務の上から見てこのホームページで追求してきたことなのです。完